兵庫県の県立高校で時事英語に関する授業提供を行いました。
2022年6月21日、23日、兵庫県のとある県立高校様からのご依頼で「時事英語」に関する授業提供を行いました。
学校様からのご依頼
学校様が取り組んでおられる「時事英語」では、トレンドの社会問題について学び、それに対して自分の意見をまとめ、ライティングやスピーキングでアウトプットすることを行っております。
「生徒のモチベーション向上へのきっかけ作りをしてほしい」という先生からのご要望もあり、今回の授業では「英語で話すこと」に焦点を当て、「習った内容を英語で相手に伝える」という活動を通し、学んだ知識が生きてくる体験をもって、意欲向上を目指す授業提供を行いました。
授業の様子
今回の授業は、クラス単位で1コマずつの実施でした。
グループごとに与えられたテーマについて「賛成」「否定」それぞれの立場から、どのようなメリットやデメリットが考えられるかについて話し合いました。
今回は「大学を無償化すべきか」をテーマに行いました。
ちなみに、このテーマは授業ですでに取り扱ったことがあり、学校の先生と事前に相談して決めたものです。
普段学校で行うスピーチは1分ほど、とのことでしたが、今回は1人約3分話すこと、というルールのもとでディスカッションを行いました。用意した考えを一生懸命に伝える姿、相手からの質問、意見に必死で答えようとする姿がとても印象的でした。
ディスカッション後は、講師からクラス全体に向けて、今回取り扱ったテーマについての解説を行いました。このテーマの背景知識を説明し、今実際、世間ではどのような争点で意見が対立しているかについて紹介しました。
実際にディスカッションで3分間説明を続けることに挑戦した直後は、皆「3分間は長い」と口にしておりましたが、テーマの解説を踏まえて、議論において何を説明すべきか、を知った後は「3分間という限られた時間の中で何を伝えられるか」という考えに変わった生徒もいたようで、次の議論に挑戦する際に大きな成長を見せてくれると感じました。
生徒さんからの声
- コーチの方にお越しいただいたとても貴重な体験だったと思いました。また、短時間で自分の意見をまとめる力やそれに必要とされる語彙力や文法力をしっかりと身につける必要があるなと思いました。
- テーマが身近ではなくても、あらゆる方面からアイデアを出し、それを表現できる力により力をかけて磨いていこうと思います。