秋田県中・高英語教育研究協議会にて
英語ディベート研修を行いました!
概要
秋田県総合教育センターに於いて【AKITA英語コミュニケーション能力強化事業】の一環として、生徒の英語による発信力強化を目的とした、中・高英語教育研究協議会が開催されました。秋田県下66校の中学校・高等学校から75名の教員の皆さまにご参加をいただきました。
本協議会において、国際事業部【学校・自治体グループリーダー】の引間と
【法人研修グループリーダー】の横山による「教員向け英語ディベート研修」を行いました。
本研修のねらい
本研修は学校での英語ディベートの普及と開催を予定している秋田県高等学校対象の英語ディベート
大会実施とに向けてディベートのルールや流れを理解し、また体験することに重きを置いたものです。
研修内容-午前-
午前中の90分の時間で英語ディベートのルールと流れ、授業で取り組む際のコツや補助教材である
ディベート補助シートの使い方に関する講義を行いました。
講義で理論上の理解を深めていただいた後、参加教員選抜メンバーによる
エキシビションディベートを実施しました。
他の教員の皆さまには準備時間中にディベートの流れを10分程度で取り組めるよう簡略化した
アクティビティに取り組んでいただきました。アクティビティにおいてもエキシビションディベート
においても白熱した議論が繰り広げられました。
エキシビションディベート終了後は講師によるファシリテーターコメント(審査員によるアドバイス)の実演を行いました。コメントの際は「どのようにアドバイスをしたら生徒のモチベーションを高めることができるか」を念頭に、初めて教員ジャッジに取り組む参加教員にも具体的な例をモデルとして
ご覧いただけるよう行いました。
研修内容―午後―
午後のプログラムはディベートをする際とファシリテーターからコメントをする際のコツを
ミニレクチャーとして全体に共有した後、ディベート実践に2回取り組んでいただきました。
今回は参加者の方にファシリテーターも行っていただきました。
午後1回目のミニレクチャーはディベートのスピーチで説得力を高めるためのコツ、反論の切り口等をご紹介しました。
ディベート体験第1回目では、それぞれのテーブルでさまざまな論点で白熱した議論が繰り広げられました。弊社講師は各テーブルを見て周り、スピーチを考える補助などを行いました。
2回目のミニレクチャーはジャッジの種類とコメントの際の切り口をご紹介しました。実践2回目になると、ディベート進行中に質問する姿も多く見られました。
総括の時間になったときには、ファシリテーターのコメントに熱が入り、建設的な意見交換を教員同士
で行うことができていました。
終わりに
ディベート実践終了後、各テーブルの教員の皆さまから今回の実践研修の感想を全体に共有いただきました。
講師からの総括として、ディベート実践に果敢に取り組む姿勢から、全国トップレベルの目標英検級
取得率の所以が垣間見ることができたこと、また、ディベート実践における情熱が「生徒のために」
というそれぞれの教員の思いを反映したものであったことを所感として述べさせていただき、秋田でのディベート大会の成功を心から願っている旨をお伝えしました。
秋田県教育庁の方からも「秋田県におけるディベートの取り組みは始まったばかりだが、今回の実践
研修への教員の取り組みの様子をみて、確実に取り組みが拡がっていくことを確信した」
とのお言葉をいただきました。
以下、参加教員のアンケートの抜粋をご紹介します。
・「高校生相手にも研修を行っていると伺い、ぜひその様子を参観、あるいは本校に
来てもらいたいと感じた。このあと連絡をとれるよう、県教委にお願いしたいと
考えております」
・「大変勉強になりました。身をもって体験したことで、生徒に実践させるための工夫や
準備に対して改めて色々考えさせられました。今後もこうした機会を利用して
ディベート授業を実践の方向へ進めていきたいと思います。」
・「正直に言うと大変重い気分で参加しました。
1度もディベートの経験がなかったのですが、実際に挑戦すると、
楽しんでいる自分がいて、うれしい驚きでした。」
・「ディベート大会に参加する生徒に同様の事前研修をやっていただければと
思いました。」
㈱ヒューマン・ブレーン国際事業部は教育委員会や学校自治体と連携し、
教育界の更なる発展を推進いたしております。
文責:横山 悠規