三菱UFJ銀行の行員さまに
コミュニケーション力向上研修を行いました。

はじめに-三菱UFJ銀行員向け研修-

この度、三菱UFJ銀行行員様向けに弊社Global Leaders(国際事業部)が研修を行いました。

今回の研修責任者である株式会社ヒューマン・ブレーン
国際事業部(Global Leaders)部長 新谷典子より
当研修について報告いたします。

進化するフィンテック、ブロックチェーンなどAIによって一大変革期を迎えるさなか、
日本を支えるメガバンクの行員の皆様が、さらに活躍してゆかれるために、
必要なことは何か。

銀行激変のなか、一層必要となってくるのが質の高いコミュニケーション力である、という認識のもと
カスタマイズしたプログラムを提供させていただきました。

コミュニケーション力向上の要素

今回の研修では、次の6つの要素を基に本プログラムを組みました。

①選ばれる人とは(信用力)
②ぶれない判断軸(判断力1)
③実際に判断をする疑似体験する(判断力2)
④肯定する力を身につける(人間力1)
⑤謙虚な姿勢を身につける(人間力2)
⑥ヒアリングを経て提案する力(コンサルティング力)

コミュニケーション力向上をはかると共に、参加者が自身の良さに気づき、自分なりの営業スタイルを見出していただく機会となるよう構成いたしました。

研修アクティビティ

「座学のみで知識だけ詰め込むのではなく、現場で使える研修を」のニーズにお応えし、
今回は「効果的なコミュニケーション」を取れるようになるための研修を行いました。
聞き手、状況によって変わる伝え方を学び、実践することで、より洗練された
コミュニケーションを目指しました。

多様化する顧客ニーズに応えるには、さまざまな視点で物事を見る訓練が必要です。
それについての講義やその手法を考えるアクティビティを重点的に行いました。

アクティビティでは、電子書籍と本との比較を行い、「一見マイナス要素だと思われている点をどうプラス要素に転じるよう言い換えるか」などについて討論を行いました。

また、あえて世間一般で悪い印象を持たれている著名人を、知人として紹介するアクティビティを行いコミュニケーションの幅を広げました。

研修結果

研修のアンケート結果は下記でした。
本研修の満足度(1.満足 2.少し満足 3.ふつう 4.少し不満 5.不満)では、
【1.満足】を選ばれた方が93%、【2.少し満足】を選ばれた方が7%と、全員が満足される研修をご提供することができました。

アンケート満足度の表

また、参加者からこのようなコメントをいただきました(以下アンケートより一部抜粋)。
●「①批判しない、笑顔が大事等、社内でも共有したい情報を得ることができました。
  ②自分の印象の感じ方を知ることが出来、思ったより良い面を見ていないと実感できた。
  ③お客様の相談を受けたいという銀行員の心境に対応した研修を行っていただき
   有難うございました。」

●「日々の営業活動や業務の中でコミュニケーション能力が不足していると感じることが多いので
  非常に有益な研修でした。今回学んだことを活かしていきたいです。」

●「内容も濃く、効果的な研修であったと思います。受講者が受け身にならない研修
  スタイルで良かったです。」

●「銀行員にかぎらず、企業、社会で必要とされる人になるための研修だと感じました。」

おわりに

このたびの研修参加者コメントにもありましたように
コミュニケーション力を磨くことは、企業、社会で必要とされる人材となるうえで重要な要素です。

東京大学の柳川 範之教授は「AIの苦手なことは『言語理解』」と述べられています。
教授の言にあるように、言葉の単語の意味だけわかっていても、その背景の歴史的な経緯や、
会話する二人の人間性、あるいは社会のコミュニティーの雰囲気などが反映されるので同じ言葉を話していても意味合いが違っているということがありますし、
AIにすべてを理解させるのは難しいことは頷けます。

AI時代だからこそ、かけがえのない人間同士の関わり合い、深く質の高いコミュニケーションを通して新しい価値を生むことこそ、今回研修を受けられた行員の皆様、そして業界業種を問わずAIに取って代わられることのない、人財の仕事ではないでしょうか?

 

 

 

 

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