兵庫県教育委員会からのご依頼で
『英語外部検定試験研修』を行いました。
高大接続の一環として、2020年度から行われる英語外部検定試験の大学入学者選抜への導入に対応するため、県立高等学校の英語教員を対象とした『英語外部検定試験活用研修』が実施されました。研修は2日間開催され、「大学入学者選抜に導入される外部検定試験の特徴」の講義と、「外部検定試験における『話すこと』『書くこと』の評価方法について」の演習のパートを弊社では担当させていただきました。
研修内容① 「大学入学者選抜に導入される外部検定試験の特徴」
まず、各外部検定試験の概要や対策について共有しました。大学入試改革に伴い、外部検定試験は変化を見せています。
次に、外部検定試験がどのような観点でライティングとスピーキングの試験を評価しているのか、公開されている観点と基準の分析を紹介し、試験ごとの評価を確認しました。
研修内容② 「外部検定試験における『話すこと』『書くこと』の評価方法について」このパートでは、ルーブリック(評価表)を用いて、特に評価が難しいとされる『話すこと』と『書くこと』の評価実践をしていただきました。
評価・根拠の説明と吟味を通し、授業での活用イメージを見出すことを目標としたこのパートで、実際に評価をしながら出た意見を活発に交換する先生方の姿がとても印象的でした。
アンケート抜粋 (研修参加教員の皆さんの声)・「採用される検定試験の概要を整理することができました。
なじみのある試験に関しても初めて知る知識がありました。」
・「各試験の活用法や対策を具体的に知ることができ、
それぞれの試験への対策が必要と感じました。」
・「他の評価者との評価結果のすり合わせに意義を感じた。
意見交換できたことが良い機会だった。」
・「1つ1つの評価の根拠や指標を知ることができて良かったです。
評価の難しさがよく分かりましたし、課題点をあぶりだすために有効でした。」