「違う世界に住むふたり」~ハッピーなパートナーシップに向けてのヒント~
この記事を書いた人✐新谷典子
読者のかたから「パートナーシップについて、知りたい」とお尋ねいただきました。
「パートナーシップ」って 協力関係、結びつき、のこと。
夫婦、恋愛、ビジネス、それぞれのパートナーシップ、というものがあります。
「パートナーシップ」はビジネスでもプライベートでも重要な意味を持ちますね。
今回は、プライベートにおけるパートナーシップに焦点をあててみます。
パートナーシップ 恋愛編
夫婦、恋愛関係におけるパートナーシップにおいて、 大切な前提はパートナーである二人が対等で、二人ともが幸せになってゆけるよう、育んでゆくもの。
「パートナーの幸せが、自分の幸せ」と、お互いが感じて育んでゆけたら素敵ですよね。
ところが…
現実につきあたる悩みとしては、例えばあなたが一生懸命に相手につくしても、感謝もされず、当たり前のようにスルー。
パートナーのためを思ってあなたがやっていることなのに、時にはそれでパートナーに腹をたてられて、あなたは疲弊するばかり… すれ違いが生じて…
こんなことはありませんか?
だとしたら…
そんなけしからんパートナー、わたくし典子がオシオキします!
(# ゚Д゚)(# ゚Д゚)(# ゚Д゚)
と言いたい気持ちもありますが…
これを知ることで状況が変わる場合があります。
同じ場所でも違う世界
あなたとパートナーのすれ違いを解消する第一歩として
「わたしたちは、自分の心が生み出した世界に住んでいる」
ことを知る。
(→このことは「すべて叶える」232ページからも触れています)
どういうことか、なぜそうなのかをお伝えすると長文になりますので、ここではだからこそ、どういうすれ違いが起こるかにのみ言及しますね。
「わたしたちは、自分の心が生み出した世界に住んでいる」
だから、
あなたとパートナーが同じ場所、時間を二人で過ごしていても、見えている世界は、それぞれ違うのです。
だからこんなすれ違いが起こることがあります。
誕生日小景
あなたはパートナーの誕生日を祝おうと、人気のレストランを予約しました。
そこに着くまで、ショッピングにゆき、冬の終わりから春はじめにも重宝する最高級のカシミアのセーターを、パートナー用にみつくろって、その場でプレゼントしました。
その後、レストランに二人は到着。
あなたが、レストランに依頼したとおり、パートナーの名前入りの誕生日ケーキにのせたミニ花火は点火されひかり輝きハッピーバースデーの歌をお店のスタッフさんが歌ってくれました。
レストランのほかのお客様にまで、拍手をしてもらえ、にぎやかな誕生日会となりました。
あなたはパートナーがどんなにか喜んでくれたか、ワクワクしながらパートナーに声をかけます。
「いい誕生日になったね‼」
ところがパートナーは
「そう… だね… ありがとう」
なんだかそっけない。しかもプレゼントしたセーターも一週間たっても着てくれない…
こんなとき、すれ違いを感じることでしょう。
どうして、こんなすれ違いがおきたのか?
あなたとパートナーそれぞれに見えている世界を振り返ってみましょう。
キラキラと薄曇り
あなたとパートナーそれぞれに見えている世界を振り返ってみましょう。
パートナーの誕生日のこの日、あなたに見えてる世界は、
あたたくて素敵なカシミアの服をプレゼントでき、にぎやかで楽しい誕生日会にできて、嬉しい、キラキラした世界
でももしかしたらパートナーに見えてる世界は
毛の服ってチクチクして、いちばん苦手な素材なのに、困ったな…
着るのを想像しただけで痒くなるなあ…
でも、良かれと思ってくれたんだしなあ…
それに、あのレストランはくつろげなかったなあ
二人で静かな誕生日を過ごしたかったのに、レストランで知らないひとにまで、注目されて拍手されるなんて、恥ずかしい…
そっとしておいてほしい…今日、実は仕事で大きなミスをして落ち込んでるんだよね…
あの騒がしいレストランでは
そんなこと言い出すタイミングなかったし…
…こんな薄曇りの世界だったかもしれません。
あなたとパートナーに見えている世界の違いに、思いを馳せなかったら
「わたしは一生懸命に喜ばせようとしてるのに、なんだか、そっけなさすぎ! 反応ひどい… わたしのこと、嫌いなのかな…」
としょんぼりするかもしれません。
これは極端な事例ですが、自分と相手は違う世界を見ている、これを知ることがまず大切です。
パートナーシップを育んでゆくうえでのヒントでした _(._.)_
これをふまえたうえでどんなコミュニケーションの工夫をすると、お互いがハッピーになってゆけるのか、
パートナーシップのあり方について(→企業では、上司・部下のコミュニケーションについてなど)
わたくし、研修、レッスンを行っています_(._.)_
それではまた!
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この記事を書いた人
新谷 典子
Noriko Shintani
株式会社ヒューマン・ブレーン 執行役員兼国際事業本部長
経営者、後継者、医師、管理職のコミュニケーション、スピーチ、プレゼンテーションアドバイザーを務めるほか、メガバンク向け研修に講師として登壇。