【英語コラム:ニュアンス編】
「気付く」は英語で?
~notice, realize, recognize~

英語の難しいところの1つにニュアンスの違い、というものがあります。「辞書で調べると複数の英単語が出てくる!」、「それぞれどう違うの?」と思ったこともあるかもしれません。このシリーズでは、そういったニュアンスの違いとそれぞれの単語の使い分けを、バイリンガル・ネイティブ両方の視点からお届けします。

「気付く」は英語で?

辞書で調べてみるとnotice、realize、recognizeなどが出てくると思います。今回はこれら3つに焦点を当て、それぞれの違いと使い分けについて見ていきましょう。

Noticeは「感覚で気付くこと」

Cambridge dictionaryでは次のように出てきます。

to see something and be aware of it

noticeは、「何かを見てそれに気付くこと」です。「気付く」という意味の一番基本的な単語です。
感覚で気が付いたとき、考えることなしにすぐに気が付いたときに使います。

 例文 

 ・I noticed there’s an extra pen on my desk. Is this yours?
 (ペンが余分にあることに気付かなかったよ。あなたのですか?)

 ・Did you notice Mark is always sleeping in class? Is he doing alright?
 (マークがいつも寝ているの気付いてた?彼大丈夫かな。)

 ・You may not notice someone is gaining weight if you see them every day.
 (毎日会っていると、その人の体重が増えているかどうか気付けないかもしれない。)

Realizeは「考えて気付くこと」

Cambridge dictionaryでは次のように出てきます。

to notice or understand something that you did not notice or understand before

realizeは、「以前は気が付かなかったり理解していなかったものに、気付いたり理解したりすること」です。例えば、前は分からなかった問題の解き方に後から気が付いたり、後から考えた上で悟る、といったときに使います。
感覚で気付くnoticeと比べると、気が付くまでに考える行為が入り、頭で理解するといった意味合いが強いです。

 例文 

 ・I didn’t realize he felt that way until now.
 (彼がそんな風に感じているなんて今まで気付けなかった。)

 ・Now I realize this word is very offensive, so I won’t say it ever again.
 (今やっとこの言葉がとても不快なものだと気付いた。もう二度と言わないよ。)

 ・Once the weather started to get hot, he realized his dog would need a haircut soon.
 (気温が高くなってくると、彼は犬の毛をカットする必要があると気付いた。)

Recognizeは「情報を元に再認識して気付くこと」

Cambridge dictionaryでは次のように出てきます。

to know someone or something because you have seen them before
to accept that something is real or truth

recognizeは、「以前見たことがあるため、誰かや何かを見て気が付くこと」、または「何かが本当・真実であると受け入れること」です。まず1つ目の意味ですが、自分の持っている情報を元に判断し、再認識をすることで気が付くことを表します。見覚えがある、といったニュアンスで使われることもあります。realizeと同じように、考える行為が必要になってきますが、異なるのは前に見た情報を元に判断する点です。
また、2つ目の意味として「受け入れて気付く」というニュアンスも含んでいます。例えば、自分の過ちに気付く(受け入れる)といった感じで使われます。

 例文 

 ・This is an award to recognize your hard work.
 (これはあなたに自分の頑張りに気付いてもらうための賞です。)

 ・I didn’t recognize the phone number, so I didn’t answer.
 (電話番号に見覚えがなかったので出なかった。)

 ・You have to recognize your flaws before you can make improvements.
 (改善をする前に自分の弱点に気付く必要がある。)

まとめ

「気付く」と一言で言っても、「どのように」気付くのかによって使うべき単語が変わってきます。このニュアンスの違いを意識して、以下の英文を読んでみましょう。

noticed you changed your hair! I like it.
(髪切ったの気が付かなかったよ!いいね!)⇒目で見て気付いたとき

I didn’t realize you go to this school. 
(君がこの学校に通っていたなんて気付かなかったよ。)⇒前は気付かなかったことに後から気付いたとき

I didn’t recognize you! You look so grown up now!
(君とは気付かなかったよ。大人になったね!)⇒前に見た情報を元に判断し気付いたとき

いかがでしたか?ニュアンスの違いを知り、使い分けができるようになると、自分の思いをより細やかに伝えることができます。

次回もお楽しみに!

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