【英語でDo you know(どう言うの)?】
③励ましの言葉

英語でDo you know?シリーズ第3回目!
今回は、人を励ます言葉!

このシリーズではあまり知られてないネイティブの英語表現をご紹介したいと思います。
肩肘を張らずコーヒーでも飲みながら読んでいただければ幸いです。

第1回(お会計編)はこちらから!
第2回(ショッピング編)はこちら!


どうも皆さんこんにちは。
GL講師の浅井です。

最近、とみに暖かくなりましたね。
「暑さも寒さも彼岸まで」、と平仮名で書くと噛みそうなことわざがあります。
「9月の秋分や3月の春分が過ぎたら暑さも寒さもマシになるんやからあんたもがんばり」みたいな意味です。

しかしながら、すでに大阪はもう、ぽかぽかと春の陽気です。
あと一週間で春分とは言え・・・ちょっと早いですね。
これも【地球温暖化】-Global Warming-のせいでしょうか。

ちなみに「暑さも寒さも彼岸まで」に似たようなことわざが英語にもあります。
いろいろな表現方法があるのですが、一般的に
[No heat or cold lasts over the equinox.]と言います。
Equinoxとは科学用語で「昼夜平分時」と言い、要するにお彼岸(昼と夜の長さが大体同じ)のことです。

彼岸(西方にあると言われるあの世)は仏教用語ですので、なかなかダイレクトに英訳しづらいわけですが、
宗教用語をこんな風にサイエンティフィックな表現にしちゃうわけですね。

ことわざが大好きなのでつい解説してしまいましたが、本題行きましょう。

英語で人を励ませますか?

特に仕事をしている間柄だと、乗り越えるのが難しい難題に直面することって結構ありますよね。
「相手を何とか励ましてあげたいな」と、海外からの友人や英語を話す同僚との会話でもよくあると思います。

今回はそんなときに使える励ましフレーズをことわざも交えながら3つ紹介しますね。

「やればできる」
 “Where there’s a will, there’s a way.”

これは中国で書かれた歴史書、『後漢書』に出てくる光武帝のお言葉、
「志有るものは事ついになる」にあたるもので、「やり遂げる意志があれば解決の道は見えてくる」という表現です。 “will”(意志)と “way”(道)の発音で韻を踏んでいる言葉遊びのような要素もあります。

「落ち込まないで」
 “Keep your chin up.”

この表現は「顎をあげなよ」というもので、下を向いて落ち込んでいる人に対して前を向いて(希望を持って)と伝えたいときに使えます。(実際に顔が下を向いていなければいけないわけではありません。)落ち込んでいる相手に対して励まし、元気づけるときに使ってみてください。

「頑張れば大きな見返りがある」
 “The bigger they are, the harder they fall.

これは「虎穴に入らずんば虎子を得ず」にあたる表現で、「相手が大きければ大きいほど倒れ方が激しくなる」という意味です。
無理難題に直面したときに、「大変ではあるけど、その分だけ報酬は大きくなる(だから踏ん張って頑張ろう)」と励ましたいときに使えます。

いかがでしたでしょうか。
励ましの言葉を送るときは、できるだけ壮大に明るく言ってあげたいものですね。

私もいつもマレーシアにいたときは、レストランなどで
従業員の方たちから “Never mind!”(ドンマイ!気にすんなよ!)と
笑顔で励まされていました。
失敗したのはあっちなのにね。
I love Malaysia!

文:浅井 大輔